みなさんこんにちは。
ちょっと本当に簡単な記事になるんですが、案外もしかすると知られていないかもな・・・と思ったのでお話していこうと思いまうす。
テーマは「油性ボールペンのインク汚れをどう落とすのか」です。
はい、お掃除です。
わたし万年筆フリークなんですけど、もちろん普段使いにボールペンも利用しています。
過去の記事をご覧いただいた方はご存じかもしれませんが、手帳に常設しているのもボールペンです。
ということで、万が一ボールペンがインク漏れを起こしたら・・・
もしもボールペン本体にインク汚れがついてしまったら・・・
服とは違って洗濯もできないボールペン本体の汚れをどう落とすのか!をご紹介したいと思います。
※本記事でご紹介する方法について、わたし自身の実体験をもとにはしておりますが、
※あくまでも自己責任のもとお試しください。
※本記事の内容でもしもボールペンに破損があったりなどされましても、
※当方は一切の責任を負いかねます。
ということでさっそく本題です。
まず何をするべきか?
もしもボールペンにインク汚れがついた!と発見したら、まずは絶対に
- 石鹸であらう
- タワシでこする
- お湯につける
などはしないでください。
特にお湯につけるのは、万年筆の掃除だと正解(熱湯はダメ)ですが、ボールペンだとちょっと勝手が違います。
みなさんが真っ先にすべきことは、インク汚れの原因を特定することです。
だって、原因を見つける前に外側だけ掃除してもまた汚れますからね・・・
ということで、可能な限り分解しましょう。
わたしが経験したものだと、Parkerのインシグニアという、今はもうないボールペンからひどくインクがもれたことがあります。
このときすぐに分解し、問題がリフィル(替え芯)にあることを突き止めました。
そして替え芯をとりあえず抜いておくことで被害拡大を抑えることができました。
だいたいの場合、ボールペンのインク漏れの原因は
- 乱雑に扱った
- 上向きにボールペンを使った
- リフィル(ボールポイント=先端部分)の劣化(長いこと使っていなかった場合)
あたりがメインです。
ということは、だいたいの場合替え芯を変えてあげることで原因を取り除くことができます。
まとめると、まず第一手としてはリフィル(替え芯)を抜きましょう。
まぁわたしみたいに替え芯のまわりに漏れたインクがべっとりついてたら・・・
手は悲惨なことになりますが・・・
掃除用具を手に入れる
最初の一手でリフィルをボールペンからひっぺがしたと思いますので、次のステップにいきましょう。
次のステップはずばり
薬局に行くこと
です。
ええ、薬局です。あ、でもたまに小さな薬局とかだと売ってないかもしれないので、そのときはAmazonなどを利用しましょう。
そして購入するのが
無水エタノール
です。
かならず、「無水」「エタノール」を購入してください。
わたし理科には詳しくないんですが、無水エタノール以外だとうまくいかないかもしれません。
わたしはこれしか試してないです・・・
どれを買えばいいんかわからん!!というかたはこちらのリンクのものを購入してください。
わたしが実際につかって、試したことのあるものなのでたぶん大丈夫です。
あと用意すべきものとしては・・・
【汚れが部分的な場合】
一部しか汚れていない、全体にドロッとインクがついているわけではない場合は、ティッシュや不要な雑巾などをご用意ください。
可能ならなるべくやわらかいものを・・・個人的にはティッシュで十分かなと思います。
【汚れが全体に広がっている場合や、ティッシュで拭えない場所が汚れている場合】
例えば軸の内部とか、外からさわれない部分が汚れてしまっている場合は、ペンがすっぽり入るくらいの深さがある、使い捨ての容器(または捨ててもいい容器)をご用意ください。
準備するのは以上です。
実際に掃除する
では実際に掃除するのですが、もうここまで準備できたならあとは秒速です。
ですが始める前にお約束。
この方法について、わたし自身の実体験をもとにはしておりますが、あくまでも自己責任のもとお試しください。
本記事の内容でもしもボールペンに破損があったりなどされましても、当方は一切の責任を負いかねます。
あと、もしも掃除中に異臭がする、ペンが変色・変形している場合はすぐに作業を中止してくださいね!
まず汚れが部分的な場合。
この場合、さきほどご購入いただいた無水エタノールを適量、ティッシュや柔らかい布に取り、汚れているところを吹いてあげてください。
ティッシュや布がインクに染まると思います。
同時に、すぐにこびりついたインクがきれいに拭き取れると思います。
つぎに汚れが内部や全体的な場合。
これはもう、どうしようもないので・・・
ご準備いただいているはずの、
汚れてもいい容器にドバっと
無水エタノールを入れましょう。
で、その中にボールペンの汚れているパーツを、えいやっ!とドボンしましょう。
ここでご注意!!
まちがってもインクの入っているリフィル(替え芯)を入れないでください。
リフィルの中のインクまで溶け出して、悲惨なことになります。
ここだけは絶対に注意してくださいね!
この漬け置き洗いだと約30分ほどで大半の汚れが落ちます。
10分くらいに1度、中のペンを動かしてあげるなどしてもらえると、汚れの落ち方は早くなると思います。
これできっとあなたのボールペンは復活すると思います!!
まとめ
ということで本日は、ボールペンのお掃除方法についてお話しました。
万年筆はお手入れ、お掃除が必須な筆記具、という認識がつよいですが、じつは手入れが必要なのは万年筆だけではありません。
ボールペンはもちろんのこと、シャーペン、えんぴつですらお手入れが必須です。
というかえんぴつなんて万年筆より手間がかかるじゃないですか。
10分に1回はえんぴつ削りで削るでしょ?
たしかにボールペンは手間のかからない便利な筆記具です。
ですが、たまーにインクがもれたりします。
で、もれるとめっちゃ大変なんですよね・・・
この記事をご覧いただいたみなさんは、
ボールペンは汚れたら無水エタノール!
これを覚えておいてくださいね!
それでは今日はこのへんで。
おしまい。