書くって…いいよね。

文字って…いいよね。

面白き こともなき世で メモを取る

こんにちは。

みなさんは普段メモをとっていますか?

メモをとっているとしたら、どこにとっていますか?

 

今回は4月ということもあり、あたらしく社会という搾取の沼にはまる新社会人のみなさまに向けてわたしなりの「メモのとりかた」をお伝えしていきたいと思います。

 

こんな偉そうなことを言っている私ですが、私自身まだ社会人になって3年ほどしかたっていません。ですが逆に言うとある意味まだまだ「新人」にあたる私だからこそ新社会人の皆さんの思考に合わせられるのではないかと思ったわけです。

 

そして、緊急事態宣言が発令された今だからこそ、メモを取る習慣をつけておくのにちょうどいいタイミングだとも思っています。

 

今日は一緒にメモについて考えていきましょう。

 

 社会に出ますと面白いもので、小中高大とずっと「ノートをとれ」と教わるにもかかわらず、急になんか「メモ」なんてあたらしいツールを使うことを余儀なくされます。

あと社会人なら手帳は持っていて当然、って思われます。スマホで管理していると白い目で見られるところも多いとかなんとか・・・業種、職場にもよるでしょうけどね。

 

本日は社会人が使い方に困る2大要素(と勝手にわたしが思っている)「手帳とメモ」のうち、本日は「メモ」についての記事になります。

 

 

 

〇「メモをとれ!」って何をとるの?

はい、当然の疑問でしょう。大学含めた学校では、だいたいの場合「覚えてこい」という試験が課されます。ということはつまり、大学までの大半の期間は「覚えることこそ大正義」だったわけです。

 

では会社のなかではどうなるんでしょうか?

これ実は、学生時代のムダが1つ減ります。

「覚えていることが大正義」から、「知っていることが大正義」に変わります。

言い換えるなら、「どこを見ればいいか、誰に聞けばいいかわかっていることが大正義」です。

 

社会人としてのメモの第一歩はこの、参照先を書いておくために使ってほしいと思います。たとえば業務Aはマニュアルにやりかたが書いてある、業務Bは〇〇さんが管理している、などを知っていることが大切なんです。

覚えている必要はありません。誰に聞けば、どこに問い合わせればいいのかさえ分かっていれば何の問題もありません。

頻繁に行う業務はやってるうちに勝手に覚えますしね。

 

ここまでまとめましょう。

 

社会人のメモは、問い合わせ先を思い出すためのツール

 

なんです。

 

業務1つ1つは覚える必要はありません。どこに聞けば、何を見ればいいかを書いておきましょう。まずはこれです。

業務を覚えるのはそのあとです。わたしはこの順番を逆にしちゃったのでめちゃくちゃ苦労しました。

 

 

〇「言った!」「言ってない!」に巻き込まれないようにする

先ほどは、メモは参照先を知っておくために取るものだ、と書きました。

実はこの参照先を知っておくためのメモですが、もう一歩踏み込むと別の側面が見えます。

 

それは、「水掛け論を防止する」つまり、「言った言わんだ」をなくすためのツールです。

 

想像してください。

「あぁ、△の件は○○さんに聞いてくれたらわかるよ!」

と言われたから○○さんに聞いた。そしたら○○さんは

「Aを使って!」

と丁寧にも教えてくれた。

だからAを使ったところ上司に怒られた。

○○さんにAと言われたというと、○○さんはBと教えたと言った。

叱られるのはわたし。

 

実体験です。

これが実はあるんですよね、それも頻繁に。

 

だから、「○○さん→△にはA使うとのこと」とメモっておけば、

「え、だって私このときこうメモしてますよ??」と切り返せるわけです。

上の例は社内の話だったからよかったものの、これが対外の話、つまりお客様との話となるとややこしくなります。

注文数とか、問い合わせ内容とか、そういうことを間違えたら「間違えちゃった♡」では済まされません。

 

社会人になるにあたって、自分の身は自分で守る、そのためのツールがメモなんです。

 

 

〇とりあえずメモる!

最後の「メモ」は、めちゃくちゃプライベートです。

社会人になると、どうしても「仕事」が生活の大半を占めます。

学生時代のほとんどはもちろんですが学校で過ごしていたと思います。まぁ中にはバイトに明け暮れた人もいるでしょうが・・・

 

同じように社会人は「会社」で1日の大半を過ごします。大半の時間が「仕事」に持っていかれます。こうなると人間は必然的に、「ともに過ごす時間が長いもののことを考える」ようになります。

 

女性の皆様は「イケメン」と読み替えてほしいんですが、男性のみなさんは例えば「町ですれ違った絶世の美女」か「同じクラスのかわいい子」か、どちらのほうをよく思い出しますか?

 

当然と言えば当然ですが、「学校のかわいい子」のほうを思い出すと思います。町ですれ違ったのが世界三大美人やミスユニバースレベルだったとしても、その人と接点を持ち続けなければやがて忘れます。

 

規模は違えど同じ現象が「仕事」と「プライベート」、もっと言うと「仕事」と「自分」の間で起こります。

自分のことはだいたい二の次になっていきます。ドラマとかでも見たことないですか?仕事に打ち込みすぎた結果、家庭が崩壊しちゃったお父さんの話とか。

ああいう状態が起こりかねないんですよ、社会に出ると。

 

こうなると、私たちは無理やりにでも自分のことを考えるための時間を取っておかないといけません。いわゆるワークライフバランスを意識的に維持する必要が生まれます。

 

そんなときに、「あ、これやりたいな」とか「この映画みたいな」とか、「これなんかいいな、ほしいな」とか、そんな些細な「自分」をメモっておいてほしいと思います。

 

もちろんこれは手帳でも構いませんし、予定関係なら手帳に任せるほうがよっぽどいいでしょう。

でも、メモのほうが手帳よりも手に取りやすく、いつでも引っ張ってこれる状態にあると思います。

こういう「ふとした思い付き」は10秒と持たず忘れてしまいます。

社会に出るにあたって、この「思いつき」をメモっておく習慣は必ずつけておいてほしいです。

それがあなたの人生をより面白いものにしてくれます。

 

よく言うじゃないですが、「社会の歯車になりたくない」とか「大学のころのほうが楽しかった」とか。

でもよく考えてください。大学生よりも経済力があり、行動範囲も大きく変わり、大人として周りからも見られるほうが、絶対楽しいと思いませんか?

 

「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり」

たとえ面白くもない世の中だとしても、それを面白いと思えるかどうかはひとえにあなたの心持ち次第です。

 

人生を面白くしたいなら、面白いことに目を向けて、面白いことをメモりましょう。

 

 

 

最後が一番伝えたかっただけあって異常に長くなってしまいました・・・

 

最後に一言だけ。

メモはあなたを面白くしますよ!

 

では、今日はこの辺で。

おしまい。