みなさんこんにちは。
以前、わたしなりの手帳の使い方を記事にしました。
そのときに、「今日の自分」の感性に任せて使えばいい、という記事を書いたわけですが・・・
今日はちょっとちがうおはなし。
手帳には「こんなことを書いたほうがいいんじゃない?」という、ちょっとした『手帳術』に近い内容の記事となります。
ずばり、「できなかったことより、やったこと」を重視しよう、というお話です。
スケジュール欄にはどんなことを書くべきか?
今日のメインテーマは、スケジュール欄の使い方です。
スケジュール欄は当然、日ごろの予定を書いていくべきところです。
ですが、いろんな手帳術の本を読んでいると、
自分にとって大切な『やりたいこと』を予定として先にスケジュール欄に入れよう!
という話をよく見ます。
たとえば「健康のためにジムに行く」とか、「読書する」とかでしょうか。
こういう「自分のための時間」を先に予定として確保してしまおう、という手帳術は、本当にいろんなところで目にします。
もちろんわたしもこの意見には賛成です。
というか、わたしからすると
自分にとって
「時間を決めて取るべきアクション」は
全部スケジュール欄に入れる
というのが大前提です。
時間を決めて取るべきアクション、これは大きく3種類あります。
1つ目が、「時間が決まっていること」。
つまり予定です。
これがスケジュール欄に入るのはみなさん至極当然と思っていただけると思います。
2つ目が、「あえて時間を決めないとやらないだろう、と思うこと」。
これが上で言う「筋トレ」とか「読書」にあたります。
筋トレや読書が趣味な人はいいですが・・・
「よし!」と思わないとできないことは、スケジュールに入れるべきでしょう。
最後が、「時間を決めてやったほうがいいこと」。
たとえばついつい没頭してしまう趣味ですね。
わたしだったらゲームだったり、Youtubeだったりがこれにあたると思います。
費やす時間を減らしたいけど、ついつい気が付いたらやっちゃってる、みたいなことも時間を決めて、スケジュール欄に入れてしまうべきだと思います。
一歩進んでここまでいきたい
で、ここまでは普通の手帳術の話。
ここからがわたしの考える「やったほうがいいこと」です。
それは・・・
予定に対して自分がとった行動
です。
たとえば
「よし、今日は21時から筋トレしにジムに行くぞ!」と思った。
でも当日、20時半になったら急に友達からゲームの誘いがきたから、そっちを優先した。
スケジュール欄にはこの両方の要素、つまり、
もともとの予定
と
自分の実際の選択
を両方とも手帳に入れるべきだと思っています。
たとえば上の例だったら、お風呂入ってからゲームする予定だったけど、フレンドに呼ばれちゃったんで風呂よりそっちを優先した・・・
というのがわかります。
この「予定」と「実際の選択」をスケジュール欄にどんどん付け足していくべきだと思うんです。
どうして「実際の選択」を書いておくの?
じゃあなんで「そのときの選択」を残しておくべきなのか・・・
ちょっと抽象的なお話になるんですが・・・
自分のなかの「優先順位」をちゃんと把握するためです。
たとえば今回の例だったら、「風呂に入る」よりも「ゲーム」を優先しました。
じゃあなんで風呂よりゲームなのか?という部分が大事になると思うんです。
もしかしたらそのときのわたしは、「明日休みやしちょっとくらい寝るの遅くなってもええか」と思ったのかもしれません。
あるいは「自分の健康や見た目よりも目先の楽しさ」を優先したのかもしれません。
もうすこし違う例を考えてみましょう。
たとえば、新しい本を買ってきたから、20時から読もうと思っていた。
でも、ちょっとだけ、と思ってついついYouTubeを見始めたらとまらなくなってしまって、気が付いたら22時だった。
みたいな。
これって、「自分磨きのための読書」よりも「今楽しいこと」を優先しましたよね?
これが自分の判断なんです。
これを裏返すと、たとえばこんな疑問が浮かんできます。
自分は
- 読書が本当に自分にとって大事だと思えているか?
- 読書の重要度を本当に理解しているか?
- 見た目だけ「いいこと」をしようと思っていないか?
という感じです。
ここからさらに踏み込んでみましょう。
これって、モチベーションの問題に紐づくと思うんです。
読書のモチベーション<YouTubeへのモチベーション
の構図が見えてきます。
ここまでくると根本的な解決策が見えてきます。
読書に対するモチベーションを再度あげてあげればいいんです。
モチベーションを再向上させる
自分が予定していたことに対するモチベーションを再度あげないかぎり、その予定は残念ながらもうずっと先延ばしの連続になっていくことでしょう。
じゃあモチベーションをあげればいい。でもどうやって?
たとえばわたしなら、
- 「それ」で得られる効果や望ましいことを再確認する
- なぜ「それ」をやりたいのか、再度考える
- どのような状況なら行動につながるか文字にしてみる
などが考えられます。
そして最終的にそれでも解決しないなら
「やらなくてもいいこと」と判断できる
と思います。
もっと正しく言うと、
やるべきタイミングは【今】ではない行動
でしょうか。
このように判断できたらあとは簡単です。
「いつかやる」というリストを作り、そこに入れて寝かせておけばいいんです。
そして、週に1回くらい、そのリストを見返す、という時間を作る。
今週くらいにはやりたいな、と思えたら、また予定にいれる。
を繰り返していけば、「行動すべきタイミング」で行動することができます。
これが本当に大事。
日々「できない予定」を立てていると、「できない自分」に慣れていってしまいます。
すると「できない」ことがあたりまえになり、今まではやっていたことですらできなくなります。
結果何が起こるか・・・
手帳なんかいらんやん
になる。
個人的にこれが一番「手帳を使えない人」に多いパターンだと思います。
まずは「できないこと」より「できたこと」、「やらなかったこと」より「やったこと」にフォーカスして、自分の価値観や優先事項を知りましょう。
そしたらその価値観にそって、予定を立てるようにしてみましょう。
すると、やりたいことができるようになり、時間が『増えます』。
もっともっと充実した1日を送れるようになると思います。
ぜひ、みなさんも「やったこと」をちゃんと記録してください。
そして「やらなかったこと」もちゃんと残してあげてください。
そしたらきっと、自分の時間を手帳でもっと管理できるようになります。
まとめ
本日は、自分の「予定」と「実際の行動」の両方をちゃんとスケジュールに書き込んでいこう、というお話でした。
予定は予定です。変わります。
とくに自分ひとりでたてた予定はいとも簡単に変えられてしまいます。
じゃあその判断をちゃんと自分のものにしちゃいましょう。
- 自分の予定、実際の行動両方をスケジュールに入れる
- やらなかった予定は「いつかやる」リストに入れる
- 「いつかやる」ことは週1回は見直す
これをしっかり書き込んでいけるようになったら、きっとあなたの人生は変わります。
わたしは、
「あ、これでええんや」
という解放感を得ました。
で、先延ばしにすることってだいたい「今すぐやらなくてもいいこと」なので、「やりたいときにやればいい」。
でも、締め切りとか期限はちゃんと守りましょうね・・・
さて、では本日はこのへんで。
おしまい。